Tag: イギリス

【英総選挙2019】 各党代表者がテレビ討論 焦点はやはりブレグジット

【英総選挙2019】 各党代表者がテレビ討論 焦点はやはりブレグジット

  イギリス各党の有力議員が1日、12日の総選挙に向けたテレビ討論大会に参加し、欧州連合(EU)離脱や国民保健サービス(NHS)、テロ対策などについて激論を交わした。 ITVが放送したこの討論会には、与党・保守党からはリシ・スーナック財務長官が出席。保守党が勝利した場合、EUとの合意なくEUを離脱する案を取り下げるよう他党議員から強く求められたが、明言を避けた。 また、最大野党・労働党のリチャード・バーゴン影の法相は、同党が約束しているブレグジット(イギリスのEU離脱)をめぐる2度目の国民投票を行う案について追及された。 イギリスは2020年1月31日にEUを離脱する予定だが、イギリス議会は離脱条件をまとめたEU離脱協定案をまだ承認していない。 ボリス・ジョンソン英首相は12日の総選挙で過半数議席を獲得し、ブレグジットを実現したい一方、野党各党は国民投票やブレグジットの中止などを掲げている。 ブレグジットめぐり衝突 司会者のジュリー・エッチンガム氏はバーゴン氏に、労働党が勝利して2度目の国民投票が実現した場合、残留と離脱のどちらに投票するつもりかと尋ねた。 これに対しバーゴン氏は、「労働党政権が(EUと)離脱協定を結んだ後に地元の労働党員と話し合い、どういするか決めたいと思う」と話し、直接回答しなかった。 また、同党のジェレミー・コービン党首が2度目の国民投票について中立を保っていることを擁護。コービン氏は「選挙のために国民を利用するのではなく、イギリスをひとつにし、分裂をいやすつもりだ」と語った。 これに対し野党・自由民主党のジョー・スウィンソン党首は、コービン氏の中立は「党首ではなく見物人の立ち位置だ」と批判。しかしバーゴン氏は、自由民主党のブレグジット中止案は「あまり自由主義的でも、民主主義的でもない」と反論した。 2度目の国民投票を支持するスコットランド国民党(SNP)のニコラ・スタージョン党首は、保守党が「何としてでもブレグジットを実現しようとして」いることも、労働党が「どちら側に立つかすら決められない」ことも、「ひどい有様だ」と批判した。 その上で保守党のスーナック氏に対し、保守党がEUとの通商交渉に失敗した場合、合意なしブレグジットを回避するよう求めた。 スーナック氏は、「すでに協定案はできあがっている」とした上で、ブレグジットで焦点となっているのは離脱協定であり、通商協定ではないと訂正した。 さらに、通商協定は「将来取り決めるもの」だと説明し、「その未来にたどり着くには」2016年の国民投票の結果を尊重し、EUを離脱するしかないと話した。 司会を務めたジュリー・エッチンガム氏 ...

ロンドン橋殺傷 死亡した1人は元受刑者の社会復帰支えた25歳

ロンドン橋殺傷 死亡した1人は元受刑者の社会復帰支えた25歳

  英ロンドン中心部のロンドン橋付近で5人が殺傷された事件で、死者の1人はジャック・メリットさん(25)だと30 日、判明した。メリットさんは元受刑者の社会復帰支援事業に取り組んでいた。元受刑者が仮釈放中に起こした凶悪事件を受けて、量刑の仕組みについても議論が起きている。 29日午後の事件ではウスマン・カーン容疑者(28)が刃物で2人を殺害、3人にけがを負わせた。事件ではメリットさんのほかに女性が1人死亡したが、身元は明らかになっていない。 亡くなったメリットさんの父、デイヴィッド・メリットさんはツイッターで、息子を「常に弱者の側に立つ、美しい魂」だったとしのんだ。 「ジャックは、自分が一緒に働く全員を高く評価して、本当に仕事が大好きだった」と、デイヴィッドさんは書いた。 元受刑者支援のコーディネーター メリットさんは英ケンブリッジ大学出身で、元受刑者の社会復帰を支援する同大学プログラム「Learning Together(共に学ぶ)」のコーディネーターだった。 このプログラムはケンブリッジ大学の犯罪学研究所が運営。メリットさんはその卒業生だった。 メリットさんは、2016年にマンチェスター大学で法学士を取得後、ケンブリッジ大学の大学院に進んだ。 容疑者を警官たちが取り押さえた様子(29日、ロンドン橋) 容疑者と共に参加 事件が発生した29日には、ロンドン橋の北側たもとにある鮮魚販売業界団体の集会所「Fishmongers' Hall」で、「Learning Together」の集まりが開かれていた。メリットさんとカーン容疑者は、他の元受刑者や同大学の学生など数十人と共に、これに参加していた。 ...

ロンドン橋で襲撃、5人死傷 射殺された容疑者はテロ罪で有罪歴

ロンドン橋で襲撃、5人死傷 射殺された容疑者はテロ罪で有罪歴

  英ロンドン中心部で29日午後2時(日本時間同11時)ごろ、テムズ川にかかるロンドン橋のたもとで男が刃物で周囲に切りつけ、2人が死亡、3人が負傷した。周りにいた複数の一般人が男を取り押さえ、駆け付けた警官たちが男をその場で射殺した。男は別のテロ罪で有罪になり、保護観察中だったという。 ロンドン警視庁のニール・バス副総監によると、男性1人と女性1人が死亡し、女性2人と男性1人が負傷した。負傷者は今も病院で手当てを受けているという。警察はまだ被害者の氏名を発表していない。 英国民保健サービス(NHS)のサイモン・スティーヴンズ代表によると、負傷した3人のうち1人は重体だが安定しており、1人は安定した容体、1人は比較的軽傷だという。 ロンドン警視庁は30日未明、射殺された容疑者の名前をウスマン・カーン(28)と発表した。 バス副総監は声明を発表し、カーン容疑者が2012年にテロ関連の罪状で有罪になった後、2018年12月に仮釈放され保護観察中だったと明らかにした。捜査当局は、中部スタフォーズシャー在住だった容疑者宅で、捜索を進めているという。 英紙タイムズは、容疑者が電子タグを常時身につけ警察による行動監視に応じることを条件に釈放されたと伝えた。 ウスマン・カーン容疑者(28)は2018年末に仮釈放された カーン容疑者が「どのようにして今回の攻撃実行に至ったか、把握する必要がある」とバス副総監は述べ、「まだ捜査は初期段階にあるが、現時点では積極的に誰か関係者を探しているわけではない。ただし、ほかに関係者がいなかったか、一般市民に特段の脅威が継続してはいないか、早急に確認するよう務めている」と説明した。 ロンドン警視庁のクレシダ・ディック警視総監は記者会見で、事件は午後1時58分に橋の北側にある建物で始まったと説明。ケンブリッジ大学による元受刑者の社会復帰を支援する集会が開かれ、元受刑者や同大学の学生など数十人が参加していたという。 タイムズ紙によると、カーン容疑者もこの集会に出ていた。 ディック警視総監によると、容疑者はにせの自爆装置を身につけていた。最初の通報から5分以内に警官が現場に到着した。 ロンドン橋は2017年6月3日にも襲撃事件の現場となり、8人が死亡し多数が負傷した。 イギリスにおけるテロ脅威水準は、政府に諮問する独立調査機関によって11月4日の時点で、「重大」から「相当」に引き下げられていた。これは、襲撃発生の可能性が「かなりあり得る」から「あり得る」に和らいでいたことを意味する。 [caption id="" ...

【英総選挙2019】  保守党と労働党に宗教・人種差別の批判相次ぐ

【英総選挙2019】  保守党と労働党に宗教・人種差別の批判相次ぐ

  12月12日の英総選挙を前に、政党や大物政治家による宗教・人種差別に批判が相次いでいる。 イギリス・ムスリム評議会(MCB)は与党・保守党に対し、反イスラム主義をめぐる問題を「否定し、放棄し、隠している」と非難した。 また、イギリスのユダヤ教正統派を束ねる首席ラビ(ユダヤ教の聖職者)エフライム・ミルヴィス師は、労働党が党内にはびこる反ユダヤ主義の根絶に全力を尽くしていないと批判した。 ミルヴィス師は、有権者に「良心に従って投票」するよう呼びかけている。 MCBは、イギリスのモスク(イスラム教礼拝所)やイスラム教の学校、慈善団体などを統括する団体。 MCBは今回、保守党には「この種類の人種差別について死角がある」と述べるとともに、差別根絶への対応にも失敗していると指摘した。 また、過去には保守党内の反イスラム主義について、国内の平等および人権委員会(EHRC)で調査すべきだと訴えていた。EHRCは現在、労働党内の反ユダヤ主義疑惑を調査している。 「郵便ポスト」 MCBの批判に対しボリス・ジョンソン英首相は、「保守党内で反イスラム主義やその他の偏見や差別を行う人物がいれば、ただちにアウトになる」と話した。 しかしジョンソン首相自身も、過去にムスリムの女性が着用する全身を覆う「ブルカ」を「郵便ポストのようだ」と表現し、反イスラム主義だと批判された経緯がある。 保守党は年末までに反イスラム主義を含む偏見について、党内調査を約束している。今月初めには、匿名のツイッターユーザーが作成し、英紙ガーディアンが保守党に提供した資料に基づき、ソーシャルメディアに反イスラム主義的な投稿をした疑いのある党員25人を追放処分した。 9月にも、保守党員が反イスラム主義的なコンテンツをインターネットに投稿するなどしていた実態を20件取り上げたことを受け、追放処分を下している。 「不安に押し潰されている」 一方、ユダヤ教のミルヴィス師は英紙タイムズへの寄稿で、労働党では「新しい毒が、その最高指導者に容認された形で、党内にしっかり根を下してしまった」と指摘。12月12日の総選挙で労働党が勝つかもしれないと、「イギリスのユダヤ教徒の圧倒的多数が不安に押しつぶされている」と語った。 「党内のユダヤ人差別に対する労働党幹部の対応は、全ての人の尊厳を認めて敬うという、実に誇らしいイギリスの価値観に見合わない」 さらに、「どう投票すべきだなどと、他人に言う立場に私はない」とした上で、「良心に従って投票する」よう国民に呼びかけた。 コービン党首は謝罪を拒否 労働党内の反ユダヤ主義問題は3年以上にわたり、取りざたされてきた。ケン・リヴィングストン氏など大物議員が相次いで追放処分を受けたほか、EHRCによる前例のない調査を受けている。今年2月、欧州連合(EU)離脱や反ユダヤ主義に反対した議員が複数、離党している。 また、ジェレミー・コービン党首が反ユダヤ主義的な表現を容認したのではないかという批判もある。コービン氏は先に、民放ITVで行われた総選挙をめぐる党首討論番組で、党に寄せられた差別の申し立ては「すべて調査済み」だと述べ、ユダヤ教団体から非難された。 ...

ジョンソン英首相の質疑で観客の笑い声消した映像放送、BBC間違い認める

ジョンソン英首相の質疑で観客の笑い声消した映像放送、BBC間違い認める

  英公共放送BBCは25日、ボリス・ジョンソン英首相の質疑を昼のニュースで放送した際、観客の笑い声を消していたことについて、「我々の間違い」だったと認めた。 ジョンソン首相は22日夜、与野党4党の党首に観客が質問するBBCのテレビ番組「Question Time: Leaders Special」に出演した。その中で観客の女性が首相に対して、権力者が真実を語ることの重要性について質問すると、客席から笑いが起こった。 しかし、翌23日昼の情報番組でこの場面が放送された際には、観客の笑い声と拍手が消えていた。 BBCニュース広報チームは声明で、「Question Timeからのこの映像は、22日午後10時のニュースなどでは全場面が放送されたが、23日昼の番組では、時間の関係でボリス・ジョンソン首相が繰り返した言葉を編集で削除した」と説明。 「しかし、この編集の際に観客の笑い声も編集で消してしまった。ミスリードするつもりはなかったものの、ボリス・ジョンソン首相の答えに対する全ての反応を反映しなかったという点で、我々の間違いだった」 「ソーシャルメディアの一部で言われていることと異なり、このバージョンの音声や映像にこれ以上の編集を加えたということは、いっさいない」 https://twitter.com/BBCNewsPR/status/1198968230955622400 22日の番組では、観客の1人がジョンソン首相に、「あなたのような権力者にとって、常に真実を語ることは、どれくらい大事なことでしょうか」と質問した。 これに対して首相が「まったく不可欠なことだと思う」と答えたところ、観客からは笑い声と拍手が上がった。 この笑い声と拍手が止むと、首相はもう一度、この答えを繰り返した。23日午後1時のニュース番組では、2度目に答えた際の首相の映像が使われた。 BBCは当初、23日午後に放送したバージョンは「時間の関係」で編集したものだと説明していたが、その時点では間違いだと認めていなかった。 BBCは先にも、朝の情報番組で第1次世界大戦の終戦記念式典について伝えた際、誤ったボリス・ジョンソン首相の映像を放映したとして謝罪している。

【英総選挙2019】 与野党党首、初のテレビ討論 ブレグジットめぐり対立

【英総選挙2019】 与野党党首、初のテレビ討論 ブレグジットめぐり対立

  12月12日の英総選挙に向けて19日、与党・保守党を率いるボリス・ジョンソン首相と最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首が、今回の選挙初のテレビ討論に臨み、イギリスの欧州連合(EU)離脱などについて激しく議論した。 ジョンソン首相は、ブレグジット(イギリスのEU離脱)が再三の延期を経ていることについて、「この国家的にみじめ」な状態を終わらせると約束し、労働党は「ただ分断と膠着(こうちゃく)」しか提供しないと批判した。 これに対してコービン党首は、労働党こそ「ブレグジットを解決する」と表明。それは、「国民の皆さんに最終判断の機会を与えること」によって実現するとして、労働党が政権を奪還すれば、EUとの離脱協定について国民が賛否の意思表示をするための国民投票を実施すると約束した。 両党首はさらに、イギリスの国民医療保険制度にあたる「国民健康サービス(NHS)」、政治家の信頼性と指導力、独立運動が続くスコットランドの未来、そして王室などについて、意見を戦わせた。 BBCのローラ・クンスバーグ政治編集長は、どちらの党首が明らかに討論に勝ったとは言えないものの、観客が2人の発言に積極的に笑ったことが印象的だったと述べた。 調査会社YouGovの簡易調査によると、勝敗に関する有権者の意見は半々できれいに割れており、「労働党支持者のほとんどはジェレミー・コービンが勝ったと思い、保守党支持者のほとんどはボリス・ジョンソンが勝ったと思っている」という。 英ITVが放送したこのテレビ討論には、保守党と労働党の党首のみが出席。野党の自由民主党やスコットランド国民党(SNP)の代表を呼ばないというITVの判断について、両野党は裁判所に訴えたものの、法廷はITVの決定を認めた。 SNPのニコラ・スタージョン党首はこの日の討論会について「まったく感心しなかった」し、どちらの党首も総理大臣の「器ではない」と批判した。 自由民主党のジョー・スウィンソン党首は、ジョンソン氏とコービン氏の討論ぶりについて、「わめきたててきちんと答えるのを避ける」ばかりだと述べた。 緑の党のシャーン・ベリー共同党首は、気候変動の危機が討論の中で「箇条書きの項目として扱われた」ことに懸念を示した。 ブレグジット党のナイジェル・ファラージ党首は、討論技術はコービン党首の方が上手だったとしながら、もし国民投票を今後実施したとして、EU離脱と残留のどちらを支持するか明示しなかったことを批判した。 NHSとブレグジット 討論会の前半はブレグジットの話題に終始した。 ジョンソン氏は、総選挙で過半数を得た上で、EUとすでに合意した離脱協定案を法制化し、1月31日に離脱を実現したいと強調。その上で、EUと恒久的な貿易協定の協議に入るつもりだと話した。 一方のコービン氏は、ジョンソン氏がEUとまとめた離脱協定案を廃案にし、離脱条件の協定をEUと交渉し直すと述べた。欧州との関税同盟に参加し、単一市場と関係を強化した協定をまとめ、これを国民投票にかけるつもりだと話した。 コービン党首はさらに、ブレグジット後の通商協定で保守党はアメリカの医療企業がNHSの契約を受注できるようにするつもりだと主張。これにジョンソン氏は強く反発した。 コービン氏はジョンソン氏に対して、「あなたは私たちの国民健康サービスをアメリカと製薬大手に売り渡すつもりだ」と言い、随所に黒塗りの入った政府文書を掲げた。情報公開法に基づき英チャンネル4が入手した文書には、英米政府の「秘密協議」で英政府が「NHSへの米製品の完全な市場参入」を提案している。 これに対してジョンソン氏は、「まったくの作り事だ」と反発し、「この政府も、どの保守党政権も、NHSを交渉材料にするなど、まったくあり得ない」と強調した。 両党首はさらに、ブレグジットがイングランドとスコットランドの連合に危機をもたらすのかで対立した。スコットランドは2016年の国民投票で圧倒的にEU残留を支持した。 ...

英軍に戦争犯罪の疑い BBCの取材で新情報、ICCが捜査も

英軍に戦争犯罪の疑い BBCの取材で新情報、ICCが捜査も

  イギリス軍部隊による戦争犯罪の疑いについて、国際刑事裁判所(ICC)が初の捜査に乗り出す可能性が出てきた。BBCの調査報道を受けたもの。 BBCが18日夜(日本時間19日午前)放送する番組「パノラマ」は、英軍部隊がイラクとアフガニスタンで民間人を殺害し、それを国が隠ぺいしてきた証拠をつかんだ。 ICCはこの新証拠を非常に深刻に受け止めているとした。英国防省は、疑惑は立証されていないと述べている。 同省はICCに全面的に協力したとし、ICCがさらに介入する理由は見当たらないと述べた。 殺害めぐる新情報 ICCはこれまでも、英軍部隊が戦争犯罪に関与したことを示す、信用できる証拠があると結論づけていた。 疑惑の大半は、拘束した人々を不当に扱ったとされるもの。 最もよく知られているのが、イラク南東部バスラのホテル従業員バハ・ムサ氏のケースだ。ムサ氏は2003年、英軍部隊により拷問を受け殴打され死亡した。 今回新たな虐待疑惑が浮上したイラクのキャンプ・スティーヴン イラクでの公的機関による捜査の結果、英軍兵士1人だけが、戦争犯罪で有罪となった。 しかし今回、パノラマは英紙サンデー・タイムズとの共同取材で、英軍に拘束されていた人々の殺害疑惑に関する新たな情報を入手した。 それは、イラク歴史的疑惑チーム(IHAT)の捜査官らが、ムサ氏が殺害される3カ月前にバスラの英軍基地で虐待が横行していた証拠を見つけたというものだ。IHATは、英軍によるイラク占領時の戦争犯罪疑惑について調べている。 2人は虐待後に死亡? 虐待があったとされるのは、ロイヤル・スコットランド連隊の第3大隊ブラック・ウオッチが管理していたキャンプ・スティーヴン。 IHATは、2003年5月の1週間以内に、2人が相次いで死亡した件について捜査した。英国防省はこの2人が罪のない民間人だったと認めている。 ...

アンドリュー英王子、死亡の米富豪疑惑で過ち認める BBC取材

アンドリュー英王子、死亡の米富豪疑惑で過ち認める BBC取材

  性的人身取引で起訴され勾留されていた米富豪ジェフリー・エプスティーン被告(66)がニューヨークの拘置所内で急死した問題で、被告と親交のあった英王室のヨーク公アンドリュー王子がBBCの単独インタビューに応じ、すでに性的犯罪で有罪を認めていた被告の家に滞在したことは「過ち」で、自分の周囲を「がっかりさせる」行動だったと認めた。 (編集部注・ Jeffrey Epstein被告の姓は、日本語メディアで「エプスタイン」と表記されることもありますが、BBCでは当人を知る関係者たちの発音に近い「エプスティーン」と表記しています) アンドリュー王子は14日、バッキンガム宮殿でBBC報道番組「ニュースナイト」の取材に応じた。エプスティーン被告の死後、被告との関係について、王子が取材に答えるのは初めて。 王子は、すでに有罪となっていた被告宅に滞在したことは間違いだったと認める一方、自分との性行為を強制されたと主張しているアメリカ人女性については、会った記憶がないと答えた。 番組司会者のエミリー・メイトリス記者によるこのインタビューは、イギリス国内で16日夜に放送される。 性的人身取引の罪で無実を主張し、公判を控えていたエプスティーン被告は今年8月10日朝、ニューヨーク市マンハッタン南部のメトロポリタン矯正センター(MCC)で死亡しているのを発見された。自殺が原因と言われている。被告は今年7月、未成年者の性的人身取引と共謀の罪で起訴されていた。ニューヨーク連邦地検の訴状によると、被告は2002~2005年、ニューヨーク市マンハッタンとフロリダ州に所有する邸宅に未成年を引き入れていた。被害者の最年少は14歳で、数百ドルと引き換えに性行為を強いられていたという。 当時は「高潔な行動」だと アンドリュー王子は、エリザベス女王の第三子。裕福なヘッジファンド経営者だったエプスティーン被告と1999年に初めて会ったと話している。2001年から2011年までイギリスの国際貿易担当特使を務めていたアンドリュー王子は2010年、ニューヨークのセントラルパークでエプスティーン被告といるところを撮影された。当時の被告はすでに未成年を売春に勧誘・斡旋(あっせん)した罪で有罪を認めた後だったため、アンドリュー王子は当時も、被告との交際を批判された。 英大衆紙メイル・オン・サンデーが今年8月に伝えた写真では、同じく2010年12月に、ニューヨークのエプスティーン被告の邸宅にいるアンドリュー王子の姿が写っている。 2010年にエプスティーン被告宅に滞在したことについて、アンドリュー王子はBBCの取材に対して、「それについては毎日のように自分をなじっている。あれは王室の一員としてふさわしいことではなかった。私たちは常に、高い基準と慣習に沿って行動しようと務めている。なのに私は端的に言って、自分の周囲を裏切り、がっかりさせてしまった」と認めた。 性犯罪ですでに有罪となっていた人物の自宅に滞在したのは賢明なことだったのかと、メイトリス記者が重ねて質問すると、アンドリュー王子は「滞在先として便利だった」のだと答えた。 「それについてはもう何度も自問自答してきた。結局のところ、後から振り返ってみれば間違いなく、過ちだった。けれども当時は、そうするのが高潔な、正しい行動だと自分は思っていた。確かに自分は高潔に行動しすぎるきらいがあり、それで判断が左右されたのだろうと全面的に認める。致し方ないが、そういうことだ」 ニューヨークのセントラルパークを散策するアンドリュー王子(左)とエプスティーン被告 ...

3年前のジョンソン英首相の式典映像を誤って放送、BBC番組が謝罪

3年前のジョンソン英首相の式典映像を誤って放送、BBC番組が謝罪

  イギリスの公共放送BBCは11日、朝の情報番組で誤ったボリス・ジョンソン首相の映像を放映したとして謝罪した。 BBCの発表によると、この日の情報番組「BBC Breakfast」で、9日に行われた第1次世界大戦の終戦記念式典について伝えた際、誤って2016年の式典の映像を使用してしまったという。イギリスでは、第1次世界大戦の休戦協定が締結された1918年11月11日を記念して、この時期に戦没者追悼式典を行う。 「BBC Breakfast」が放送した映像には、今より若い外相時代のジョンソン氏のほか、テリーザ・メイ首相(当時)、デイヴィッド・キャメロン前首相(同)をはじめ歴代首相、野党・自由民主党のティム・ファロン党首(同)らが映っていた。 「BBC Breakfast」はツイッターアカウントで、「今朝の番組で、9日に撮影されたものではない終戦記念式典の映像を放映してしまいました。制作上のミスで、この間違いについてお詫びします」と謝罪した。 https://twitter.com/BBCBreakfast/status/1193840620701437957 2016年の式典では外相だったジョンソン氏は緑色の花輪を手にしていたが、今年の式典では首相として戦没者追悼を意味する赤いけしの花輪を手にしていた。 ソーシャルメディアではこの件を受け、BBCの公平性について疑問の声があがっている。 あるツイッター利用者は、「だとするならば、なぜ制作チームは9日に発表されたものではなく、過去のアーカイブから映像を探していたのかという疑問が生じる。ミスの悪影響を軽減しようとしていたのか? BBCを見損なった。いつも支持し、愛してきたけど、とても失望した」と投稿した。 別のツイッターユーザーはBBCに対し、「12日の番組で実際の映像を見せて謝罪するつもりはあるのか」と、番組内での謝罪を要求している。 https://twitter.com/CrispianWheldon/status/1193846452361027586 これに対し「BBC Breakfast」のリチャード・フレディアーニ編集長は、「2016年の終戦記念日の映像は、式典の事前紹介のため10日午前4時3分にアーカイヴから取り出されたもので、それを11日に間違って使ってしまった。2016年と2019年の今朝の映像を、つなぎ合わせたのだという指摘はまったく間違っている」と説明した。 https://twitter.com/ShelaghFogarty/status/1193843967168843777 また、元BBCアナウンサーのシーラ・フォガーティー氏も番組の擁護に回り、「あなたのツイートから、この人は朝のテレビ番組を作ったことが あるのか疑問が生じる」とツイート。映像を間違ったことに悪意はなく、せわしないニュース番組制作の現場では起こり得る間違いだと指摘した。 https://twitter.com/ShelaghFogarty/status/1193843967168843777 ...

【英総選挙2019】 ブレグジット党、与党・保守党と議席争わない方針

【英総選挙2019】 ブレグジット党、与党・保守党と議席争わない方針

  英ブレグジット党は11日、12月12日に行われる下院(定数650)総選挙で、与党・保守党が議席を持っている317選挙区に立候補者を立てない方針を明らかにした。これにより、両党は事実上の共闘態勢となる。 ブレグジット党はイギリスの欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を掲げて今年1月に発足したばかりで、下院に議席を持っていない。一方、5月に行われた欧州議会選挙では得票率30%と大きく躍進した。 同党のナイジェル・ファラージ党首は、最大野党・労働党はEU離脱派の有権者を「裏切った」と批判し、労働党の議席を狙うと述べている。 ファラージ氏は当初、「離脱同盟」をボリス・ジョンソン首相に持ちかけたが、これを断られたため、600選挙区で候補を擁立する方針だった。しかし、それは離脱派の票を割ることになると、圧力を受けていた。 ジョンソン首相は、他党との取引に応じれば、労働党の勝利につながる危険があるとして、「離脱同盟」の形成を拒否していた。 イングランド北東部ハートルプールで取材に応じたファラージ氏は今回の決定について、ジョンソン首相がブレグジット対応で「大きく姿勢を変える」と示唆したことを受けたものだと説明。 ジョンソン氏が、EU離脱後に設けられる移行期間を延長しないと約束したこと、離脱後の通商協定でEU法から遠ざかる方針を示していることなどを理由に挙げた。 特に通商協定の方針については、テリーザ・メイ前首相が計画していたものから「大きな変化」があったと話している。 ファラージ氏は、保守党と「離脱同盟」を形成しようと「本当に努力」したのだが、「今ではある意味で、離脱同盟ができあがった。ただ単に、我々が一方的にそれを実現したというだけだ」と述べた。 イギリスは10月31日にEUを離脱する予定だったが、議会で離脱協定案とそれを法制化するための協定法案の審議が行き詰まり、ジョンソン首相はEUに離脱延期を要請。EUとイギリスは新たな離脱期限を2020年1月31日とすることで合意した。 議会はその後、ジョンソン首相が提出した解散総選挙法案を可決。選挙戦はブレグジットが焦点になるとみられている。 党内からは失望の声も 一方、保守党と議席を争う予定だったブレグジット党の立候補者からは、ファラージ氏の決定に失望の声が上がっている。 エセックス州ハーロウで出馬予定だったニール・グリーヴス氏はAP通信の取材で、ファラージ氏は「ブレグジット派をおとしめた」と非難。無所属候補として同選挙区に出馬する方針だと述べ、他のブレグジット党立候補者にも同調を呼びかけた。 ノッティンガムシャー州マンスフィールドで立候補しているケイト・オールソップ氏も、この決定で「民主主義のために出馬する機会が奪われた」と語った。 なお、ファラージ党首は今回の選挙には出馬せず、党運営に注力する方針を明らかにしている。 「トランプ同盟」 ジョンソン首相はファラージ党首の決定を歓迎し、「ブレグジット実現にはひとつの道しかないこと、それは保守党に投票することだという認識を得られた」と話した。 一方、労働党のジェレミー・コービン党首は、今回の発表によってドナルド・トランプ米大統領が「希望をかなえた」と批判。ファラージ氏はジョンソン氏と共に「トランプ同盟」を作ろうとしており、その結果として国民保健サービス(NHS)が脅威にさらされると指摘した。 ...

Page 1 of 5 1 2 5

Translate

Popular Post

【英総選挙2019】 各党代表者がテレビ討論 焦点はやはりブレグジット

  イギリス各党の有力議員が1日、12日の総選挙に向けたテレビ討論大会に参加し、欧州連合(EU)離脱や国民保健サービス(NHS)、テロ対策などについて激論を交わした。 ITVが放送したこの討論会には、与党・保守党からはリシ・スーナック財務長官が出席。保守党が勝利した場合、EUとの合意なくEUを離脱する案を取り下げるよう他党議員から強く求められたが、明言を避けた。 また、最大野党・労働党のリチャード・バーゴン影の法相は、同党が約束しているブレグジット(イギリスのEU離脱)をめぐる2度目の国民投票を行う案について追及された。 イギリスは2020年1月31日にEUを離脱する予定だが、イギリス議会は離脱条件をまとめたEU離脱協定案をまだ承認していない。 ボリス・ジョンソン英首相は12日の総選挙で過半数議席を獲得し、ブレグジットを実現したい一方、野党各党は国民投票やブレグジットの中止などを掲げている。 ブレグジットめぐり衝突 司会者のジュリー・エッチンガム氏はバーゴン氏に、労働党が勝利して2度目の国民投票が実現した場合、残留と離脱のどちらに投票するつもりかと尋ねた。 これに対しバーゴン氏は、「労働党政権が(EUと)離脱協定を結んだ後に地元の労働党員と話し合い、どういするか決めたいと思う」と話し、直接回答しなかった。 また、同党のジェレミー・コービン党首が2度目の国民投票について中立を保っていることを擁護。コービン氏は「選挙のために国民を利用するのではなく、イギリスをひとつにし、分裂をいやすつもりだ」と語った。 これに対し野党・自由民主党のジョー・スウィンソン党首は、コービン氏の中立は「党首ではなく見物人の立ち位置だ」と批判。しかしバーゴン氏は、自由民主党のブレグジット中止案は「あまり自由主義的でも、民主主義的でもない」と反論した。 2度目の国民投票を支持するスコットランド国民党(SNP)のニコラ・スタージョン党首は、保守党が「何としてでもブレグジットを実現しようとして」いることも、労働党が「どちら側に立つかすら決められない」ことも、「ひどい有様だ」と批判した。 その上で保守党のスーナック氏に対し、保守党がEUとの通商交渉に失敗した場合、合意なしブレグジットを回避するよう求めた。 スーナック氏は、「すでに協定案はできあがっている」とした上で、ブレグジットで焦点となっているのは離脱協定であり、通商協定ではないと訂正した。 さらに、通商協定は「将来取り決めるもの」だと説明し、「その未来にたどり着くには」2016年の国民投票の結果を尊重し、EUを離脱するしかないと話した。 司会を務めたジュリー・エッチンガム氏...

Read more