バルカン半島にあるアルバニアの首都ティラナの北西で26日午前3時54分、マグニチュード6.4の地震があり、これまでに20人以上の死亡と600人以上の負傷が確認された。 震源はティラナの北西34キロの地点。住民のほとんどが寝静まっている時に、大きな揺れが襲った。 アルバニア当局は、過去数十年間に同国で起きた地震の中で最大規模としている。 ドゥラス市では多くの住民が競技場に避難した 被害の大きかったトゥマン町でけが人の救助活動が続けられた アパートが倒壊 震源に近い海岸のドゥラス市とトゥマン町で死者の多くが発生した。トゥマン町では5階建ての集合住宅が倒壊した。 地震の揺れでパニックになり、窓から飛び降りて死んだ男性もいるとの報道も出ている。 AFP通信によると、揺れで道路に亀裂が入った際に自動車事故に巻き込まれ、死亡した男性もいるという。 エディ・ラマ首相は、救助活動を「根気強く最後まで続ける」と表明。27日を国としての追悼の日とすると述べた。 欧州委員会は、イタリア、ギリシャ、ルーマニアから救助隊を派遣したと明らかにした。コソヴォとモンテネグロからも救助チームが向かっているという。
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